風見鶏からの連想~ムーミン~フィンランド

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昨夜、月9のテレビドラマ「元彼の遺言状」で、犯人らしき男の電話から、風見鶏のきしむ音が聞こえた、と言っていたので、幾つか思い出した連想を書いてみます。

最近、風見鶏を見かけることはほとんどないですが、皆様の身の回りではいかがですか? 鶏をかたどった風向計で、風の吹いてくる方向に回転したりしますね。屋根の上などに設置されます。魔除けの意味もあるそうです。

子供の頃に見ていたアニメに「ムーミン」がありますが、このアニメはとても秀逸で、人生の教訓が詰まったようなシーンもいくつかあり、ときどき思い出しては感動がよみがえります。そんなムーミンの一話に、風見鶏が出てくるシーンがあります。ムーミン谷には毎年渡り鳥がやって来ます。ところがその年は、寒くなってもなかなか鳥たちが旅立とうとはしない。ムーミン谷の住人たちが心配します。そしてある時気付きます。錆びついた風見鶏が回転していない事を。さっそく修理して回転するようになり、風見鶏が北の方角を向きました。するとそれを見た渡り鳥たちはみな、凛とした表情になり、南に向かって一斉に飛び立って行ったのです。

「ムーミン」と言えば、作者トーベ・ヤンソンの地元:フィンランドを連想します。日露戦争では日本が優勢だと伝わったことで、当時ロシアの統制下にあったフィンランドでは、独立の機運が高まったと言われています。フィンランドのビールとして有名な「アミラーリ(提督)」のラベルに日露戦争の名将、東郷平八郎のラベルが使用されています。日本人が現地に赴くと、「ヤパニライネ(日本人)が来た」と言って歓迎されたと、昔の話をされている方がいらっしゃいました。

今まで中立の立場をとってきた同国ですが、この度の戦争で、NATO(北大西洋条約機構)に加盟する意思を明確にしていますね。幼少の記憶をそのままに、どうか平和であってほしいものです。

 

良い一日を!

 

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