長野県長野市にある寺としてつとに有名ですが、JR目黒駅に張り出されていたポスターを見て、今年は善光寺の御開帳の年にあたることを思い出しました。善光寺の御本尊は、普段は見ることができないのですが、7年に一度の御開帳の年にだけ、その姿が公開され、私たちは見ることができます。今年の御開帳は、6月29日までだそうです。
もし行かれる方がいらっしゃったら、ぜひお薦めしたい事があります。ご本尊は勿論ご覧になって頂きたいのですが、本堂前にある回向柱という大きな柱にぜひ触れてきて頂きたいのです。この柱には、紐のようなものが結んであって、その紐の先はご本尊の指につながっています。つまり柱に触れることはご本尊に触れることと同じ。大きな徳を授かる事になります。
「牛に引かれて善光寺詣り」と言う言葉を聞いたことがありますか?不信心なおばあさんが、さらしていた布を角に引っ掛けて走り去る牛を追いかけて、善光寺までたどり着き、その後信心深くなって極楽往生を遂げたという話。つまり他者の誘いによって、善の世界に導かれるという事ですね。善が善を呼ぶ。そんな ”ペイ フォワード” の考え方が、昔からある事は本当に素敵です。
もう1つ、見てほしいものがあります。本堂に向かって右手に、6つのお地蔵さまが安置されています。人間を苦しみから救う存在として尊ばれているものですが、仏教上の意味合いから、6体それぞれ微妙に体位や持ち物が異なっています。特に、向かって右端の一体は、蓮の葉っぱから片足をだらんと垂らした状態です。これには ”困っている人がいたら、すぐに駆けつける”という気持ちの表れだという説がある” という事を父が教えてくれました。
仏教がらみの話が続きましたが、フルーツやスイーツも豊富で満喫できますし
温泉や見どころにも事欠かないエリア。観光には打ってつけです。
よいGWを!
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