むかし、本は本屋で買う、CDはレコード店で買う。そんな概念をぶち壊してくれたのが、今では有名になった、ヴィレッジヴァンガードさんです。名古屋でジャズ好きの店主が営んでいた本屋さんがニューヨークのジャズクラブ「ヴィレッジヴァンガード」を屋号にしたのが始まりだったそうですが、本やCDだけではありません。雑貨をはじめ様々な商品が所狭しと並ぶ店内はドン・キホーテさんとさも似たり。ここちよい閉塞感(笑)が好奇心を駆り立てます。私は下北沢店が好きでよく通っていた時期がありました。陳列する商品の選択がどのように行われているのか分かりませんが、時としてレアな商品、秀逸な嗜好に出会うことがあり、一日いても飽きなかったことを覚えています。
例えばCDですが、アースウィンド&ファイヤーというグループをご存じですね?アメリカでは、超メジャーなファンクミュージックバンドで、「宇宙のファンタジー」「レッツグルーブ」「セプテンバー」などなどヒット曲を挙げるときりがありませんが、当時下北沢のヴィレッジさんにも置いてありました。ベスト盤なのですが、手に取ってビックリ。知っている収録曲が一曲もないのです
背表紙を見ると「アースウィンド&ファイヤー・裏ベスト」と書かれてありました。店員さんのおすすめコメントもあって迷わず即買い。曲を聴いて素晴らしい心地よさ。二度ビックリです。本でも雑貨でも似たような経験が幾度か重なり、私のパワースポットとなりました。ヴィレッジヴァンガードさん、ありがとう。
良い一日を!
コメント