気に入った曲があると、私はアマゾンからストリーミングして楽しみます。私が若いころにはなかった、音声データの購入方法ですね。私の中学時代(50年ほど前)レコードが主流で、それを録音してカセットテープを作り持ち歩く。そんなスタイルが一般的でした。レコード針が摩耗してくると音が飛んだりして、音響機器は、高価でとてもデリケートな存在だったと記憶します。その後、コンパクトCDが登場し、音声はデジタル化して、録音も持ち運びも容易になりました。
ただ、今思うと、昔のもので良かったと感じる面もあります。レコードのジャケットが1つのアートとして曲のイメージを膨らませてくれたこと。古いレコードに針を落とすと、パチパチと摩擦音が混じって、セピア色に褪せた写真を眺めるような、タイムスリップ感を味わえる事でしょうか。
先日、久しぶりにタワーレコード新宿店を訪問しました。コロナ禍以前よりも売り場が縮少していてちょっと寂しく感じました。確かに今はCDがバンバン売れる時代ではないでしょうし、業界の事情も分かる気がしますが、ベスト盤や新着だけでもいい、CD(できれば懐かしのLPも) の売り場は残してほしいですね。数少ないかも知れませんが、大好きなアーティストは、あえてCD(LP)で持っていたい。そんなファンもいるんです(ここに)。特に、店員さんのアーティストに関する手書きのコメントは秀逸。音楽情報発信基地として、音楽雑誌やBGMカフェのコーナーと併設ではいかがでしょうか?音楽ファンの「居場所」を確保・継続頂きたい。
良い一日を!
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